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「文学フリマの作り方」④ 文フリ・アライアンスとのお話し合い(2) 第19回文学フリマ 前編

文フリ福岡の作り方 文フリ・アライアンス 文学フリマ東京

第十九回文学フリマが2014年11月24日に開催されました。
これは文学フリマ東京がまだ「文学フリマ」と名乗っていた最後のイベントです。
そして、その前日、文学フリマ福岡にとっては重要な会談が行われていました。
代表森元が企画書を携えて、文学フリマスタッフと会見していたのです。

そこでの詳しい話は副代表には語れません。
単に、その場にいなかったからです。

そこで、「文フリ福岡の考えが変わったポイント」について伝聞を元にお話します。

実際に話をしたことは、企画書に沿った内容でした。
今回は日時と場所、お金に関することについてご報告していきたいと思います。

日時と場所については「都久志会館の10月で良いのではないか」というアドバイスを頂きました。
理由は大きく2つです。
1つは、想定される規模と支払う金額から考えて適切だろうということです。
そして、もう1つは、早く開催できるということです*1
これらの理由は非常に納得のいくものでした。
当時は「2016年開催の方が<現実的>だよな」と思っていました。
しかし、別の見方をすると別の<現実的>なものが現れてきました。
こうして、現在の「都久志会館10月25日」開催へとつながっていくのでした。

一番大事なお金についてですが、代表森元が建て替えるのはどうかという提案がありました。
これは、金銭トラブルをなくすためです。
確かに「払った」「払ってない」といったトラブルは後々起こりそうです。
「払う人」を1人にしてしまった方が問題は起こりにくいですよね。
これは全く想定していないものでした。

また、企画書には書いていませんでしたが福岡からの提案もありました。
それは「クラウドファウンディングを利用して良いか」というものです。
これを受けて「出資者の声が入ってくるのはどうか」、「実際に現在やっている身としてはこの種のものを利用するのは違和感がある」というご指摘を頂いたそうです。

この辺りの事情については、やはり「今やっている人」の感覚はとても大事です*2
僕たちには十分な準備がありませんでしたので、このご指摘通りに致しました*3

ただ、他の地方で行う場合に、この観点は捨てなくても良いのかもしれません*4

さて、今回見てきたように、開催場所、日時、お金についてだけでも「企画書を書く」→「スタッフで話し合う」→「文フリ事務局からアドバイスをもらう」といったプロセスを経ています。
これは面倒な過程にも見えますね。
ただ、これは「様々な観点からのテスト」を経た上で「問題を取り除く」ものだとも言えます。
何かをやっていく上で、色んなアイデアがあると思います。
全てを詰め込めれば、それはそれで素晴らしいことだと思います。
しかし、資源は有限です。
できるかどうかはともかくとして、やれることやリスクを予め見据えておく必要があります。
そのために、多くの人と話し合い、それをまとめていく作業は必要でしょう。

(文責・副代表)

*1:おそらく、ここには「早く開催した方が、スタッフのモチベーションも維持できる」と話合われたのではないかなあ、と想像しています。自分自身を省みるに、スタッフのモチベーション維持は相当大変です

*2:確かに、一般の書籍流通市場とは異なる市場を作るというのが文学フリマの趣旨ですから、そこに一般の市場の原理を持込みかねない仕組みを利用するのは問題かもしれません。もちろん、クラウドファウンディングを利用している人には「もっとうまく計画を立てれば、そのあたりも問題がクリアできる」という意見はあるでしょうし、そういった意見があっておかしくないと思います

*3:知識もありませんし、これから勉強するにはちょっと時間がなさすぎました

*4:クラウドファンディングを利用するからこそ文フリの理念が実現できると考える方は、企画書を書いてご自身の住んでいる地方、都市から声をあげてみることもできるのではないかな?と思います。もちろん、文フリの理念からずれてしまうようでは難しいでしょうけれども