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「文フリ福岡の作り方」⑫ チラシ(3) 配布の考え方

文フリ福岡の作り方 チラシ

「イベントチラシを配布する」作業ですが色々な観点があります。
配布先を増せばイベントを知ってる人は増えるでしょう。
配布枚数は少なくても配布先を工夫すれば参加者は増えそうです。
前者と後者では後者が必ずしも良いとは限りません。
目的と前提に合わせてやり方を考える必要があります。
今回は「何を考えてチラシを配布しているか」を紹介します。

文フリ福岡での仮チラシの配布方針は折衷的です。
現状では、まだまだ配布しきれていませんが、配布先は大雑把に
同人誌即売会
②文芸関係イベント
③大学など公共機関
という括りで分けられます。

①と②は想像しやすいかと思います。
丁度、1月に大規模な同人誌即売会が開催されました。
その際、多くのサークル参加者の方に興味を持ってもらえました。
また、詩のイベント「福岡ポエトリー」さんにも伺いました。
代表の挨拶も好評で、チラシも皆さんに配布できました。
「イベント参加している書き手さん」に告知すると効果抜群です。

では③も同じような人たちに告知しようとしているのでしょうか。
違う部分があります。
ここで配布してもあまり劇的な効果はない部分もあるのです。
①②と同じ意図で幾つかの大学の文芸部さんなどに配布しました。
しかし、図書館などでの設置は違う意図を持っています。
これは、まだ同人誌を書いたことがない人に向けています。
文学フリマは「自らが〈文学〉と信じる作品」を携える場です。
既存の文学も今まさに模索されている文学も共存する場です。
そこに「まだ現れていない文学」を加えたいと考えたのです。
そこで幾つかの公共機関に設置をお願いしています。

さて、この③に配布する大本の考えを辿って行くと、おかしなことに気づきます。
なぜ公共機関なのでしょう。
介護や医療の場から文学が生まれてきたこともあります。
フェミニズムクィアスタディーズが文学に大きな影響を与えることもあります。
せっかく福岡で開催するのだから「炭鉱」も外せないという意見もありそうです。
人の数だけ、あるいは人の数以上に文学は存在しえます。
そして、既存の社会制度の言葉では語れないから文学が生まれる側面は見逃せません。

もう一度言います。
なぜ公共機関なのでしょう。

答えは全ての人にチラシを配布できないということにつきます。
このとき「どこで区切るか」という問題が発生します。
そこで「仕事や用事などがある場所」を重点目標にしました。
配布のための労力を減らすことにしたのです。
それは今後の「燃え尽き」を防ぐためです。
メンバーが変われば場所が変わることはあると思います。
メンバーのネットワークに応じて変わっていくことでしょう。
現状では、③の設置場所は目的に合致していないかもしれません。

多少弁明をします。
チラシについて計算できる組織にすることは意味があります。
「このくらい設置するとこういう効果がある」という情報には価値があります。
例えば、設置する場によって動員数において全然違う結果になることがありえます。
それはどちらかが効率の悪い場所だと考えるわけではありません。
チラシの設置仕方やチラシの作り方の工夫の材料にするためです。

チラシ配布・設置の具体的な形については、まだまだ暗中模索の状態です。
長い目で見て頂ければありがたいです。

(文責・副代表)