10/18(日)「第六回文学フリマ福岡」開催中止のお知らせ

 2020/10/18(日) に開催を予定していた「第六回文学フリマ福岡」は、【中止】といたします。
 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の国内での感染状況・これまでの行政の発表内容等を鑑みての判断となります。
 開催を楽しみにしていただいた皆さまには、心よりお詫び申し上げます。
 詳細は、公式HPの2020年10月18日(日)「第六回文学フリマ福岡」開催中止のお知らせをご参照ください。

 

●「第六回文学フリマ福岡」中止判断の理由
 文学フリマ福岡事務局では国内で新型コロナウイルス感染症が流行し始めた当初より、政府および自治体などから公表されている一次情報を収集し、他事務局との情報共有を行いながら文学フリマ福岡の開催に関する検討を行ってきました。
また、会場の特性や地域の状況などを考慮し、会場内でどのような感染症対策を取りうるか様々な可能性を検討してまいりました。
 しかし7月中旬以降、全国的に、また福岡県内においても感染者が増え、7月31日には過去最多の県内感染者数を記録、8月5日には「福岡コロナ警報」が発動される等の出来事がありました。
 現在の感染者数は、7月中旬~8月中旬頃と比べるとやや減少しているものの、未だ予断を許さない状況が続いております。

 これらを含む感染症をとりまく状況を総合的に考えて検討し、以下の理由で「中止」を決定いたしました。

  • 「第六回文学フリマ福岡」においては、一定の感染症対策を講じたうえで開催をしても、参加者の皆さまに過去と同様に楽しんでいただけるような環境の提供が困難だと判断したため。
  • イベントの開催要件について福岡県の担当窓口に相談した結果、
    全国的な人の移動を伴うイベント開催についての感染症対策(人と人との距離等)を実施することと今回の会場での運営が両立しがたいと判断したため。
  • 今後感染状況等に変化がみられる場合、福岡県が定める催物の開催制限が見直される可能性があり、開催当日までに状況が大きく変化した時には、直前であっても中止せざるを得ない可能性があるため。
  • その他、文学フリマ福岡に参加される重症化リスクの高い方々への配慮などを総合的に鑑みて、今回の中止を決定いたしました。

 

●返金手続きについて
 出店料の返金の概要については出店者の皆さまに別途お送りしているメールをご参照ください。
 もしもメールが届いていない場合には早急にお問合せください。
 なお文化庁が設けている、チケットを払い戻さず「寄付」することにより、税優遇を受けられる制度の指定行事になるよう申請を行う予定です。
 「第六回文学フリマ福岡」が指定行事となった場合、出店料を文学フリマ福岡事務局へ寄附いただいた方は、確定申告の際に税優遇(寄附金控除)を受けることができます。
返金のお手続きの詳細は、寄附金控除に関する文化庁への申請結果が分かり次第すみやかにメールにてお送り致します。
 寄附金控除についての制度の規定上、しばらくお時間を頂きますが、ご容赦下さい。

●9月以降の他の文学フリマに関して
 「第六回文学フリマ福岡」は開催地域の現在の状況や会計上の都合など、福岡開催独自のさまざまな事情を勘案し、中止を選択いたしました。
 本イベントの措置を引き合いに出して、他の類似イベントや他地域の文学フリマに対して同様の判断を迫るような言動は慎んでいただきますようお願いいたします。
9月以降の他地域の文学フリマについては、地域ごとに状況も異なるため、個別に検討しております。
 来週9/6(日)には第八回文学フリマ大阪の開催が控えておりますが、こちらは予定どおり開催されます。
 この大阪開催は、会場の特性や広さ、実施可能な感染症対策など、開催条件の面で福岡開催と異なる点が多くあります。
感染対策のオペレーション等においては各事務局間で随時連携・情報共有を行っておりますが、開催可否の検討・判断についてはそれぞれの地域事務局で独自に行っております。
 文学フリマでは「この地域が中止になったら、その前/後のこの地域も中止にするべき」「この地域が開催するなら、その前/後のこの地域は開催すべき」といった考え方は一切とっておりません。
 「大阪が開催するのだから福岡も開催するべきだ」「福岡が中止になるのだったら大阪も中止するべきだ」といった類の言動は、他の参加者に無用の不安や重大な誤解を招きかねませんので、どうか慎んでいただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。

文学フリマ福岡事務局より皆さまへ(文学フリマ福岡事務局代表)
 今回の発表は、私たち文学フリマ福岡事務局にとっても苦渋の決断となりました。
 当日を楽しみにしてくださった方々、協力してくださった方々には大変申し訳ありません。
 社会や生活が変化を余儀なくされる出来事が続きますが、文学、創作は変わらず営まれるものだと思います。
 書き手と読み手の交流がまた福岡で生まれるように、私たちもまた努力して参りたいと思います。
 皆さまどうかお身体にお気をつけてお過ごしください。

 今回のお知らせは、以上です。
 次回以降の開催について決定しましたらまた告知させていただきます。どうかその時までいましばらくお待ちいただければ、幸いです。(文責 代表)