読書会ってどんなの?(11/26(土)現代思想読書会第一回にむけて)

f:id:bunfreefukuoka:20161117191320j:plain

現代思想読書会 第1回 ドゥルーズについて学んでみよう』まで、あと一週間となりました。

そもそも「読書会に参加したことがない」っていう方も、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?そういう方は、読書会についてのイメージがなかなか湧きづらいかと思われますので、今日はその辺についてご紹介してみたいと思います!

 

イベントの流れ

ひとくちに読書会と言っても、いろいろあると思いますが、私たちで考えているのは、次のようなものです。

大まかな流れは前回の記事にも書かれてありますが、改めて書くとこんな感じになります。


第一部

 ①自己紹介

 ②テキスト要約の発表、およびそれを受けての内容確認

(間休憩)

第二部

 ③ディスカッション


②についてですが、これはスタッフの方でテキスト要約を準備して、レジュメにしたものを皆さんにお配りいたします。そのレジュメと発表を見聞きしながら、テキストの内容を振り返ります。

他人が要約したものですので、どこかしら自分の読みと違うところが出てくると思いますし、逆に自分と同じ解釈をしてるなあ、と思えるところも出てくるでしょう。そのような違いが、次の内容確認をするときに、語りの出発点になりやすいかもしれませんね。

それで今度は、その発表を受けて、みんなで内容確認をしていきます。先程のような、自分との相違点だったり、あるいは補足的な意見だったり、が一例として考えられます。

「ここは自分は“X”と解釈してるんですが、どうして“A”だと思われたのですか?」

「ここって、たぶん"B”という根拠があるから、こう言ってるんだと思うんですよね」

セリフにすると、こんな感じでしょうか。

もちろん、この例に限らず、発表を聞いているときに、必ずに何かしら思うことがあるかと思いますので、空気を読んだりせずに、その思ったことを発言していただけると有難いです。

ただ注意が必要なのが、相手を萎縮させてしまったり、枠にはめ込めたりするような主張の仕方をしてしまうと、読書会自体がダメになってしまう恐れがありますので、その点だけお気をつけください。

 

③は、フリーディスカッションの時間としています。

ここでは、基本的に思ったことを口にする時間と思っていただくといいかもしれません。本の読み方に正解というものはありませんので、むしろ気負いせずに発言していい場所ですので(そのための読書会でもあります)、ぜひそれぞれの多様な考え方・解釈の仕方を交流させていきましょう。

会場について

会場はNPO法人ドネルモさんの事務所をお借りさせていただきます。

ドリンクの持ち込みも大丈夫です。

 

福岡市博多区上川端町9-35

リノベーションミュージアム冷泉荘B55

テキストについて

第一回目のテキストはドゥルーズ研究の著書『ドゥルーズと創造の哲学~この世界を抜け出て~』の序章と第一章です。

ドゥルーズと創造の哲学 この世界を抜け出て

ドゥルーズと創造の哲学 この世界を抜け出て

 

 ご参加の際は、ぜひご一読されることを推奨いたしますが、未読でのご参加もOKです。

ドゥルーズ現代思想には外せない人物の一人ですが、この本はドゥルーズを包括的に理解するのにうってつけの一冊です。

本の冒頭に

本書の狙いはドゥルーズ哲学の核にまっすぐむかうことである。 

 とありますが、読者の期待を裏切らない良書かと思います。

研究書なので難しいといえば難しいのですが、分からない所は読書会で投げかけてみて、他人の視点に触れてたりできますので、きっと何か得ることがあるのではないでしょうか?

最後に

今回は定員に達したため既に募集を締め切っておりますが、第1回と題していることからも分かるように、読書会は定期的な開催を考えております。

そのときはまたこちらのブログなどで告知いたしますので、ぜひチェックされてみてください!

それでは、当日お会い出来るのを楽しみにしています!