第六回文学フリマ福岡の出店申込を受付開始しました

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第六回文学フリマ福岡のメインビジュアルが出来ました! 全貌はチラシにて…

2020年10月18日(日)開催の「第六回 文学フリマ福岡」は出店申込を受付開始しました。

出店のお申し込みは文学フリマWebカタログ+エントリーからお願いいたします。(メールアドレスおよびユーザ登録が必要です。郵便・FAXをご希望の場合は、下記の窓口にお問い合わせ下さい。)

募集期間は3月28日(土)00:00 ~ 6月23日(火)23:59です。

お申し込みの際、イベント概要「第六回文学フリマ福岡 開催情報」、出店要項「全国共通」および「福岡」をあらかじめお読み下さいませ。
 

なお、文学フリマWebカタログ+エントリーより申し込みをした情報は、後から編集・修正が可能です。

ネット回線のトラブル等でお申し込みが完了しなかった場合には救済措置を取りませんので、余裕をもってお申込みください。

お問い合わせ窓口

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こちらからどうぞ

メールでのお問い合わせ

文学フリマ福岡事務局のメールアドレス

FAXでのお問い合わせ
092-712-6767


(文責・代表)

第六回文学フリマ福岡の開催、出店情報のお知らせ

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「第六回文学フリマ福岡」開催、出店情報のお知らせです。

概要は以下をご覧ください。
今年も会場は「エルガーラホール 8F 大ホール」で開催いたします。
出店ブース数も昨年に続き約200となり、多くの方をご案内できるようになりました。
また、1出店者で2ブースを申し込めます。


第六回文学フリマ福岡

開催日 2020年10月18日(日)

開催時間 11:00~16:00

会場 エルガー博多大丸 8F エルガーラホール・大ホール (福岡市・天神)

アクセス 市内バス…天神各バス停、天神バスセンター下車
     地下鉄…天神駅天神南駅下車
     西鉄電車福岡(天神)駅下車
     タクシー…博多駅から約10分 福岡空港から約20分
     ※駐車場はございません。

エルガーラホール アクセスマップ

募集ブース数 約200ブース(予定)
 ※申し込み先着160ブースまでは抽選対象外となり、出店料をお支払いいただいた時点でブースの取得が確定します。

出店者募集期間 2020年3月28日(土)0:00~6月23日(火)23:59

出店料 1ブース(長机半分、椅子1脚、入場証2枚):4,500円
    2ブース(長机1本、椅子2脚、入場証4枚):9,000円、
    2ブース+追加椅子(長机1本、椅子3脚、入場証4枚):9,500円

主催 文学フリマ福岡事務局

協力 文学フリマ・アライアンス(東京・大阪・金沢・岩手・札幌・京都・前橋 各事務局)

 

出店要項は下記リンクからご参照頂けます。

bunfree.net

 

※ご協力をお願いします※

文学フリマ福岡ではご協力いただける方々を求めております。

ご連絡は文学フリマHPお問い合わせページよりお願いします。

  • TwitterFacebook、ブログなどでの参加表明や告知をお願いします。
  • チラシ設置・配布をしていただける店舗・団体・サークルその他の皆さまはご連絡ください。
  • カタログへ広告をご出稿いただける店舗・印刷業者・作家その他の皆さまはご連絡ください。
  • 「第六回文学フリマ福岡」を取材していただけるメディア様はご連絡ください。

本の作り方 2nd season (7) - 印刷会社に渡すデータを作ろう。

前回までのエントリで、本の内容(コンテンツ)については一通り触れました。おそらく、いまあなたの目の前には素敵な原稿ができあがっている事と思います。今回は、作成した原稿を印刷会社に入稿するための「完全データ」、PDF形式に変換しましょう。

完全データに変換する意味とは

完全データ? Word や Pages で作ったデータをそのまま送れば良いのでは?

それができればどんなに理想かと思いますが、世の中はそこまで便利になってはいません。様々なバージョンのWordやPagesが混在し、無数のフォントがあります。印刷会社は全てのバージョンのOS・アプリ・フォントを揃えているわけではありません。たとえば、あなたがページの最後の一行で行頭がこないように、行間や文字サイズ・余白そして文章の長さを調整していても、印刷会社が持っているWordで同じ表示がなされる保証はありません。

また、買ったばかりのPCでウキウキしながら、大枚をはたいて購入した素敵なフォント──例えば視覚デザイン研究所の「V7明朝 Medium」──を使ったとしても、印刷会社がかならずしも同じフォントを持っているとは限りません。私も持っていません。

Word や Pages で作ったデータ内部では「ここには V7明朝 Medium を指定する」と記されているだけで、フォントそのものの字形データは収録されていないのです。

他にもいくつか理由があって、Word や Pages のデータを受け付けている印刷会社は非常に少ないのが現状です。

フォントが埋めこまれたPDFデータを作りましょう

前述した問題は、長年の間デザイナーや印刷業界を悩ましてきましたが、これを解決したのが「PDF形式」です。Word や Pages での見た目通りに表示し、フォントの字形データを内蔵して、印刷会社のRIPを通ります。

RIPとは? ……などとググらなくて良いですから、さっくりデータを作ってしまいましょう。

 Wordの場合(Windows

「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSドキュメントの作成」→「PDF/XPSの作成」をクリックして選択します。(下図)

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ファイルの種類が「PDF」になっているのを確認して、保存先を選び、そして「発行」をクリックします。下図の例は、デスクトップに保存(発行)しています。

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保存先にPDFファイルが出来上がります。

念の為に、Adobe Acrobat Reader DC(無料) でPDFファイルで開き、ページや文字組の崩れや誤字がないか、そしてフォントがきちんと埋めこまれているか確認しましょう。

Acrobat Reader で「ファイル」→「プロパティ」→「フォント」の順にクリックして、下図のように、すべてのフォントが「埋め込みサブネット」になっていたら成功です。

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Pagesの場合

 「ファイル」→「書き出す」→「PDF…」を選択します。(下図)

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書き出しのダイアログで「PDF」が選択されているのを確認し、「次へ」をクリックします。(下図)

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保存先を指定して(下図の例ではデスクトップ)、「書き出す」をクリックして、PDFを書き出します。

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これでPDFが作成されるので、Adobe Acrobat Reader DC(無料)で、誤字・脱字・ページの崩れがないか確認しましょう。

また、フォントがきちんと埋めこまれているかも、確認します。「ファイル」→「プロパティ」→「フォント」の順に選択し、全てのフォントが「埋め込みサブセット」になっているのを確認できたら、完成です。(下図)

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表紙・裏表紙も作りましょう

本文を作ったときのように、表紙・裏表紙のデザインを作成し、こちらもPDFとして保存すれば、入稿データ一式が完成します。表紙や裏表紙のデザインは、本文のような「セオリー」はほとんどありません。あなたのセンスが赴くままに、自由にデザインできます。

印刷会社に入稿するときには、以下の事を伝えましょう

このように作ったPDFデータは、印刷用として最適化されたものではないため、印刷会社で変換をしてもらわなくてはいけません。とくにカラー指定方式は、印刷用のCMYKではなく、モニタ用の「RGB」なので、そのことを印刷会社に伝える事を忘れないで下さい。

「このPDFデータは、オフィスソフトで制作したので、CMYKのデータではありません。そちらで、色を良い具合に変換して下さい。」

──と伝えれば、印刷会社でカラー変換を行ってくれます。このカラー変換については印刷会社におまかせして下さい。印刷用に変換した場合、特にカラーの色合いが微妙に変わります(すこしくすんだ色合いになると思って下さい)。しかし、これは仕方がありません。色合いの差異については、CMYKカラーデータを作成できなかった、私たちに責任があります。

印刷会社のオペレータも、なるべく近い色合いになるように努力してくれるはずです。
また、デザインによっては「塗り足しが無い」と言われることもあります。「塗り足し」は、誌面の端まで写真や色を配置する際に必要なものです。しかし、Word や Pages では「塗り足し」を作る術がありません。

「塗り足しは付けられなかったので、端で少し切れても構いません」

と言うことにしましょう。

印刷会社のオペレータもベストを尽くしてくれます。彼らに任せて、印刷の仕上がりを待つ事にしましょう。

 

お疲れ様です。この連載はこれで終了です。あとは印刷会社からの発送を待ちましょう。

 

(文責:東内)

本の作り方 2nd season (6) - 1行の文字数と行間を決めよう。

1行の文字数と行間を考えよう

前回のエントリまでで、本文のサイズ・フォントを決めてきました。文字組版にはもう2つ、決めるべき要素があります。
それが、

  • 1行の文字数
  • 行間の広さ

です。

1行の文字数は15文字以上、50文字未満

結論から述べた方が良いでしょう。縦書きの文芸誌では、1行の文字数は50文字未満にします。一行の文字数が多すぎると、読者は読み疲れやすくなります。しかし、少なすぎて改行を何度も繰り返すと、やはりこれも疲れます。
小説本や新書では、25字〜45文字程度に設定されていることが多く、実際、これくらいがちょうど良い文字数です。ところが、45字と50字の間には深い溝があるようで、50字になるととたんに読みづらくなります。日本エディタースクールの「文字の組み方ルールブック」でも「縦組みでは多くても50字前後が限界、少ない場合は15文字前後までであろう」と明言されています。

一行の文字数は、ページの余白の大きさと、文字フォントのサイズによって自動的に決まります。今回の作例で「上2cm・下3cm」の余白をとり、本文の文字フォントを10ptにした場合は、45文字になります。(下図)

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↓に、文字数チェック用の文字列を置いておきます。ご利用下さい。

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文字数が多すぎる場合には「段組」にしましょう

余白の大きさや、文字のサイズによっては、1行が50文字以上になる場合があります。例えば、本のサイズをB5、本文の文字サイズを9ptにした場合などは、確実に50文字を越えてしまいます。
その際は、本文を「2段組」や「3段組」にすることで、1行あたりの文字数を抑えることが出来ます(下図)。

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 本文が上下の2段組になっています、この設定方法を紹介します。

Wordの場合

「レイアウト」メニューをクリックし、「段組」をクリックすると、段組の種類を選択・設定できます。(下図)

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Pagesの場合

本文のテキトーな場所にカーソルを入れて、右上の「フォーマット」→「レイアウト」「段」に「2」と入力します。

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これで2段組になりますが、Pagesは少し厄介な問題があります。

本文の先頭などに、章名や見出しに本文とは違うサイズの文字がある場合、Pagesでは上下の段が揃わなくなってしまうのです。(下図)

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Pagesの段組ズレ

幸いな事に、これには解決方法があります。

文字が大きい行をトリプルクリックして(マウスのボタンを3回押す)、「段」に1を入力してこの行だけ段組を解除します。(下図)

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すると、題字の部分だけ1段組になり、テキストも揃います。(下図)

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行間(段落)の設定を忘れずに

文字列の行間についても、忘れずに設定しておきましょう。行間の指定は、文字サイズ・1行の文字数と同じくらい、本の読みやすさを決める重要な要素です。

行が狭すぎると、読んでいる最中に視線が隣の行にズレてしまったりして、文字を目で追うのがつらくなってきます。また、誌面が窮屈で読みにくい雰囲気になってしまいます(下図)。

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本文の行間を調整してみよう

行間の目安は、最低でも文字の大きさの半分以上です。
WordとPagesでは何も指定しなくても、ちょうど良い程度に行間があり、このままでも充分な可読性があります、文芸誌の場合は、お好みでもう少し広めにしても良いでしょう。 

Wordの場合

本文の文章(ダミーテキストでも良い)を全選択して、ツールバーから「ホーム」を選んで、「行と段落」をクリックして、数値を選択します。お好みの幅に調整できます。

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Pagesの場合

本文の文章(ダミーテキストでも良い)を全選択し、「フォーマット」→「スタイル」→「間隔」の「行」を選んで、数値を入力します。お好みの幅に調整できます。

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これで、文字組版の基本である

  • 本のサイズ(判型)
  • 余白の広さ
  • 文字サイズ
  • フォント
  • 1行の文字数
  • 行間

という、一通りの設定が完了しました。
文章では長々と感じますが、慣れてしまえば、実際の操作は10数分で完了することでしょう。
そして、ここまで設定を完了してしまえば、あとはあなたの発想の赴くままに、文章を入力していけば本の原稿はほぼ完成します。

あとは、完成した原稿を印刷会社に入稿するために、「PDF」データを書き出す作業が残っていますが、それについては次回に説明します。

 (文責:東内)

本の作り方 2nd season (5) - 書体を決めよう。

文字の大きさを決めたら、書体(フォント)を選びましょう。Word および Pages では、文字をドラッグして選択し、下の画像が示すところでフォントを指定することができます。

Wordの場合

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Wordでフォントを選択します。今回は「游明朝」を指定してみましょう。
Pagesの場合

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Pagesでフォントを選択します。今回は「ヒラギノ明朝 W3」を指定してみましょう。

どの書体を選べばいいのか

本文の書体は基本的に「明朝体」を選ぶことになります。明朝体とは下の図に示すような形をしており、ゴシック体よりは楷書に近いカタチをしています。

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文芸本では、この「明朝体」に属する書体を使う事が圧倒的に多く、セオリーとして定着しています。日本語の文字として読者が慣れていることと、読んでいて適度なリズム感があるので、長文の記述に向いています。ゴシック体を本文に使うのは、情報誌やカタログなど文章量が比較的少ない冊子に見られます。とはいえ、ゴシック体が文芸書本文に合わない、という事ではありません(下図)。

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本文にゴシック体が使われている実例{引用:僕らがアニメを見る理由(著:藤津亮太/フィルムアート社)}

 

パソコンに最初から入っている明朝体

Windows には昔から「MS 明朝」や「MS P明朝」がインストールされています。また、macOS には「ヒラギノ明朝」がインストールされています。新たなフォントを買う予算が無い場合は、まずこれらを使うのがよろしいかと思います。

游明朝体」も使ってみましょう

Windows 8.1以降、macOS 10.9以降では「游明朝体」がプリインストールされており、こちらも明朝体の選択肢に入ります。

游明朝体は「時代小説が組めるような明朝体」をコンセプトにして、文芸単行本や文庫小説などで使われる事を目的にデザインされた、たいへん高品質の明朝体です。

もし、あなたのパソコンが Windows 8.1以降、macOS 10.9以降であるならば、ぜひこの「游明朝体」も使ってみて下さい。

参考:游明朝とメイリオ、字体の違い - 文学フリマ福岡事務局通信

本文に明朝体以外のフォントを使うとどうなる?

パソコンによっては様々な日本語フォントがインストールされていることも多く、とくに Microsoft Office をインストールしている方は「創英角POP」をお持ちの方も多いことでしょう。
様々なフォントがあれば使ってみたくなるものですが、本文に「明朝体」以外を使うとどうなるでしょうか。下にサンプルを表示します。

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左:ユールカ(フォントワークス

この例ではPOP体と明朝体を比較していますが、見た目は一目瞭然です。POP体で組まれた文章は、スムーズに読めないことがお分かりになることでしょう。

もともと「POP体」とは、名前の通り、商店の店頭に置いて、商品の値札や案内板(=POP)を表示する為にデザインされています。長文の文章を読ませる為の書体ではありません。

フォント選びには「セオリー」があります

本来、フォントの選び方に「ルール」はありません。デザインする方の自由な発想に任されている部分です。しかしそれでも「セオリー」は存在し、私のように仕事で文字組版をしていても、そのセオリーから外れたことは、あまりしません。

文芸誌の本文は、まず「明朝体」を使うのがセオリーです。そのセオリーを踏まえた上で、写真のキャプションや、脚注・傍注などにゴシック体を使い、章題や大見出しにPOP体などのデザイン書体をアクセント的に使うことが望ましいのです。

フォントを購入してみましょう

本文に使われる文字フォントは、その本の「本当の顔」となる大切なものです。もし、フォントを購入するためにいくばくか財布の紐を緩めても構わないのであれば、いくつか選択肢があります。

  • 福岡のフォントメーカー・フォントワークスは、「mojimo kirei」という本文用フォントをサブスクリプション方式で提供してます(1,200円/年)。この製品に含まれる「筑紫明朝 LB」や「筑紫オールド明朝 R」は、雰囲気や読みやすさが優れており、価格もお手頃です。
  • ダイナコムウェアが販売するDynaFont TypeMuseum 3728 TrueType(店頭価格・約1万1000円前後)には「DFP 華康明朝体 W3」が収録されており、こちらも本文用として適しています。
  • 大阪のフォントメーカー・モリサワが販売する MORISAWA Font Select Pack 1(店頭価格・約1万8000円前後)は、多数のフォントから1種類を選んでインストールできます。この中にある「リュウミン R-KL」や「リュウミン L-KL」といったリュウミンシリーズは、本文用書体として歴史が長く、パソコンで本を作る際の、デファクトスタンダードだった頃もある、クセの無い高品質の書体です。

(文責:東内)

本の作り方 2nd season (4) - 文字のサイズを決めよう。

本を作る際に、もっとも時間がかかるのは、なんといっても本文の執筆です。本の主要な内容そのものであり、場合によっては「原稿が進まない…」と誰もが苦しむものです。原稿に苦しむ人は、逃避行動として「表紙のデザインばかり何案も作る」「挿入する写真やイラストの選定を延々続ける」ということをやりがちです。しかし、そういうときは思い返して下さい。本文が出来上がらないと、本は絶対に完成しないものだという事を。


さて、本文というのは本の主要な内容ですから、もっとも読みやすさに配慮されていなければいけません。

文字組版において、「文章の読みやすさ」は、以下の4つの要素でだいたい決まってしまいます。

  • 文字の大きさ
  • 文字のフォント(書体)
  • 行間
  • 一行の長さ

まずは文字のサイズを決めましょう

文章を快適に読んで貰えるサイズは、読者によってかわります。幼児向けの絵本、学童向け、青少年・青年向けの本はそれぞれサイズが違います。しかし、本作りの初心者…とくに若い方…は、文字の大きさを必要以上に小さくしがちです。小さな文字がびっしりと埋め尽くされた誌面は、緻密な雰囲気があり、作った人には「大著を作り上げた」という喜びがあるでしょう。しかしそれは、ただの自己満足でしかありません。

デザイナーの経験則として断言しますが、8pt未満の本文には、読者がつきません。すなわち、読まれません。

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小説・評論本における標準的な文字サイズは9pt

現在の出版においては、本文は9ptが「標準的な大きさ」です。小説本や新書の多くは、9ptが基準になっています。このサイズであれば、老眼のかたでもギリギリ読める大きさです。25年前はどの出版社も8ptが基準でしたが、紙の本を読む平均年齢層の上昇に伴い、現在は9ptが標準になっています。

とはいえ、これはあくまで「小説や評論」の話です。詩集や歌集であれば、もう少し大きくても良いでしょう。

今回、作例は小説本を想定し、主要読者層を青年以上と考え、10ptにしておきます(下図)。幅広い世代の皆さまに参加してもらいたい「文学フリマ福岡」なので、60代の方でも読みやすいように配慮しました。

Wordの場合

下図のように本文の文字(ダミーテキストでも可)を選択し…

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右クリックをしたら、サイズ変更ができます。フォントサイズの項目を「10」にします。

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これで、Word上で本文の文字サイズを10ptにしました。

Pagesの場合

本文の文字(ダミーテキストでも可)を選択して、右の「フォーマット」→「スタイル」をクリックして、フォント項目のサイズで「10pt」と入力します。(下図)

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これで、Pagesにおける本文の文字サイズが決まりました。


(文責:東内)