第二回文学フリマ福岡 終了しました

「第二回文学フリマ福岡」は盛況のうちに終了いたしました。

出店者、一般来場者合わせて約550名の方に来場いただきました。
出店数としては
第一回は105出店者115ブースでしたが、
第二回は113出店者120ブースでした。

本当にありがとうございました!

皆さま、よい出会いがありましたでしょうか?
昨日の思い出を胸に、またこれからも文芸、創作に取り組み続けていただけましたら幸いです。

イベントレポートの投稿はこちらまでお願いいたします。

ご感想、ご要望、お待ちしております。


文学フリマ福岡事務局では、
11月26日(土)14:00~17:00に読書会を開催予定です。
お申込みはまたATNDでご案内いたしますので、続報をお待ちください。



さて、次回の文学フリマは東京です。ふるってご参加ください。

第二十三回文学フリマ東京
2016年11月23日(水祝)11:00~17:00
東京流通センター 第二展示場にて
約820ブースが出店。
Webカタログは下記から

文学フリマWebカタログ+エントリー


(文責・代表)

「本の作り方セミナー」フォトレポート ④

文学フリマ福岡事務局にはもっと色んな人たちに同人誌を書いて欲しいという思いがあります。
そこで、これまで「ドウジンノススメ」というイベントを不定期に開催してきました。これと同様のものを「本の作り方セミナー」と題して九州大学図書館さん主催の「Cuter Café」の一環として共同開催致しました。

講義の後半戦のあとも講師が残ってフリートークの時間があります。
普段セミナーの枠の中に収めきれていなかった落ち穂拾いのような時間が始まります。

f:id:bunfreefukuoka:20161014001606j:plain

補足的な説明や参考資料のご紹介の様子です。

実物を触って貰ったりしながらどんな本を作ることができるかを紹介します

f:id:bunfreefukuoka:20161014001637j:plain

そして、文学フリマ福岡事務局のデザイナー東内がどうしてもお話をしたかったお金の話。
どんな風に値段をつけるかについて話をしています。

f:id:bunfreefukuoka:20161014225410j:plain

購入する側の傾向を踏まえて700円の壁などについてお話しています。

値段をつけるということは同人誌活動の継続性を考える上で重要です。

岳夫さんが実際に自分の同人誌での体験を踏まえて値段つけについてお話を補足します。同人誌を作った経験のある学生さんさえもすごく熱心にメモを取っていらっしゃいました。

この他にも、電子書籍ではフォントサイズが変更できるが、その設定はどのように行うのか、といった質問もありました。
九大は元々理系が多く、また伊都キャンパスに文系が移転していないこともあり、理系の学生さんの参加者が多かったのかもしれません。
電子書籍、便利ですもんね。
僕も勉強をする際には、電子書籍も一緒に購入することがあります。
レジュメを作る際に凄く便利なのです……。

落ち穂拾いが終わったところで、「実際の本をどうやって作るか」コーナーが始まります。「大学出版」のような中綴じ本の場合には幾らくらいなのか。
東内さんの面目躍如です。
九大生も引き込まれています。

同人誌としての値段だけではなく、自分にとってよく手に取る身近な本の原価の予想は興味深いのでしょう。

次に「胞子文学名作選」のような特殊な加工をされた本についてのお話。
しきりに「私も作りたいと思っている」と褒めまくる講師東内。

f:id:bunfreefukuoka:20161014002216j:plain

質問コーナー
それぞれの関心に合わせて東内さん、岳夫さん、松岡さんに質問できる時間が設けられました。

デザイン、印刷、自分が作りたい本について、質問したり、思いの丈を述べる時間です。

f:id:bunfreefukuoka:20161014002304j:plain

f:id:bunfreefukuoka:20161014003402j:plain

 

こんな風に和気あいあいと、しかし、参加者全員が熱心にメモを取りながら話を聞いて学ぶ、そんな良いイベントになりました。

九大生の熱意はかなりのものがあります。
中には第二回文学フリマ福岡に出展サークルとして参加される方もいました。

これから、ここから参加してくださる方もいるのではないか、と期待しております。

 

 

最後になりましたが宣伝を。
文学フリマ福岡事務局は、この二人に同人誌制作セミナーを依頼したいと仰る方の窓口にもなります。自分の関わりのある地域では実は文章の達者な方が多い、これからどんどん地域コミュニティを活発にするためにミニコミ誌を作る人が増えて欲しい、同人作家が増えて欲しい、学生が書いたものを本にするという作業に関わって欲しい、という方がいらっしゃれば、是非、文学フリマ福岡事務局にご一報を。

気楽に基本を学べるセミナーを準備しております。

(副代表)

「本の作り方セミナー」フォトレポート ③

文学フリマ福岡事務局にはもっと色んな人たちに同人誌を書いて欲しいという思いがあります。
そこで、これまで「ドウジンノススメ」というイベントを不定期に開催してきました。これと同様のものを「本の作り方セミナー」と題して九州大学図書館さん主催の「Cuter Café」の一環として共同開催致しました。

今回は、休憩時間の様子から、講師古賀岳夫さんのお話までの様子を報告したいと思います。

九大図書館ではこのイベントに関連して「図書館TA(Cuter)が惹かれてしまった装丁の本」を展示していました。

f:id:bunfreefukuoka:20161013235536j:plain

休憩時間の間にこれらの本を手に取る参加者の方々がいらっしゃいます。
彼らのまなざしについては、心の目で見てください。
きっと僕が見たような熱いまなざしが思い浮かぶことかと思います。

f:id:bunfreefukuoka:20161013235936j:plain

東内さん、その中に入って行きまして、レイアウトについてのお話をしています。
講師のお二人も受講生の真剣さに打たれて色んな情報を与えたくなったと申しておりました。

f:id:bunfreefukuoka:20161014000141j:plain

他の参加者はレジュメを復習したり、学生同士で今回のセミナーについて話をしていました。

休憩時間も終わり、後半戦が始まります。
古賀岳夫さんによる印刷所の利用の流れや装丁の話が行われます。

f:id:bunfreefukuoka:20161014223106j:plain

印刷所の使い方についてのお話です。
「本の作る」というときには「データの作り方」、「業者への依頼の仕方」という二つの障壁があります。私たちは「データの作り方」だけが悩ましいように思えますが、実は印刷業者さんにどう頼めば良いのか分からない、という人も結構いたりします。真剣にメモを取る様子も見られます。

f:id:bunfreefukuoka:20161014000830j:plain

それに業者さんとの間でうまくやっていくノウハウも色々あります。案外、このノウハウを知っているか知らないかで同人誌やミニコミ誌を作る際の行動が変わります。

印刷費用が安くなれば安くなる分、より多くの人に本を届けることができます。
本を手にとって貰いやすくなればそれだけ多くの人に手にとって貰えるようになります。

割と、抜けや漏れがあると損をしてしまう領域ですので、しっかりと「ノウハウ」を伝える形式でお話を進めていらっしゃいました。学生さんたちも真剣にメモをとっています。

f:id:bunfreefukuoka:20161014001313j:plain

さて、長くなってきましたので、今回はここまでとしましょう。
現場の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

(副代表)

文学フリマ福岡のブース配置図PDFを公開します

いよいよ30日に迫った「第二回文学フリマ福岡」のブース配置図を、PDFで公開します。

カタログ冊子では、無線綴じの見開き2ページに跨がって印刷されているので、クリップボードに挟んで使うには不便かもしれません。

こちらのPDFは、カラーでジャンルを色分けしていますので、当日のブースを見回る際のチェック用に活用しやすいと思います。

f:id:bunfreefukuoka:20161025165503j:plain

蛍光ペンなどでマーキングしやすいように、番号の周囲は白抜きになっています。

筆者が主催するサークル「発笑探検隊」のサーバにアップロードしております。

下記リンク先のブログ記事をご覧頂き、そちらからダウンロードして下さい。ウィルスチェック済みですので、安心してご利用下さい。(文責:東内)

takuri.realwork.jp

第二回文学フリマ福岡カタログ表紙を公開します!

こんにちは。文学フリマ福岡事務局です。

いよいよ第二回文学フリマ福岡が5日後に迫ってきました。

本日は、当日カタログの表紙を公開いたします! じゃーん!

 

f:id:bunfreefukuoka:20161025005814j:plain

青を基調とし、さまざまな色合いの本に乗っかった猫がこちらを見ています。ふてぶてしさのある表情に人間味がありますね。

この素敵な表紙の作品は、日表造形社の小柳日向さんに制作していただきました!

hinatazoukeisha.hatenablog.com


ご来場の皆さまは、こちらのカタログを楽しみに当日をお待ちください!(代表)

第二回文学フリマ福岡懇親会のお知らせ

今年も文学フリマ福岡の終了後、懇親会を開催します。

直前のご案内で恐縮ですが、まだ打ち上げがお決まりで無ければぜひご参加ください。(代表)

【開催日時】
10/30(日)18:00〜20:00

【開催場所】
Var Vita VIORO
福岡県福岡市中央区天神2-10-3 VIORO 7階

r.gnavi.co.jp

【会費】
3500円
当日、店内にて幹事にお支払い下さい。
飲み放題付きのコース料理予定

 

【募集締め切り】
10/28 23:59まで
以降はご相談ください。

 

【注意事項】
・不明な点はtwitter @BunfreeFukuoka もしくは
 文学フリマ公式サイト問い合わせフォーム
 https://c.bunfree.net/inquiry
 から文学フリマ福岡事務局宛にお問い合わせ下さい。
・当日のキャンセルはご遠慮下さい。

・未成年の飲酒、喫煙はNGです。
・飲酒運転もNGです。
・その他団体行動を乱すような行動、言動もNGです。
・行動は基本的に全て自己責任でお願いします。

事前の申し込みが必要です。
申し込みはこちらからお願いします!

atnd.org

「本の作り方セミナー」フォトレポート ②

文学フリマ福岡事務局にはもっと色んな人たちに同人誌を書いて欲しいという思いがあります。
そこで、これまで「ドウジンノススメ」というイベントを不定期に開催してきました。これと同様のものを「本の作り方セミナー」と題して九州大学図書館さん主催の「Cuter Café」の一環として共同開催致しました。

今回は満員御礼の中、イベントが開催され、講師東内さんの時間までを記録写真とともにお伝えしたいと思います。

最初はコーディネータ松岡さんによるご挨拶といくつかの注意事項をお伝えします。
ボディランゲージを交えながら学生のみなさんにお話しています。

f:id:bunfreefukuoka:20161013233200j:plain

f:id:bunfreefukuoka:20161013233218j:plain

ところで、九大生のみなさんの真剣なまなざしをお見せしたかったのですが……。

心の目で想像してください。

プライバシーとかそういう色々を大切にしたいのです。

ご挨拶がおわりますと、前半戦です。
東内さんによる文芸同人誌を作る際のDTPの使い方についてのお話です。
こちらについては、後日、詳細なお話が当ブログに掲載される予定です。

f:id:bunfreefukuoka:20161013233356j:plain

実は、東内さん、直前にこれまでのセミナーの内容をバージョンアップしました。
表紙だけ、チラ見せします。

f:id:bunfreefukuoka:20161013234947j:plain

全体的に黒を基調にしたセミナー資料になっています。
内容は当然、色々とパワーアップ。

実は、この内容を見た古賀岳夫さん、びっくりして朝からレジュメを作り直しました。
東内さんの話し方は割と断定調が強くなっていました。

f:id:bunfreefukuoka:20161013233436j:plain

セミナー後に話をしてみると、これは、敢えてやっていた、とのことです。

本のデザインには解釈の余地が沢山あるそうですが、あくまで入門編です。
東内さんは「こんな考え方がある」「こんな風にやっても良い」という話の仕方をしてしまうと、現実に作っていく際に悩まれるのではないか、と判断したそうです。

あくまで「まだ作ったことはない」という人が「作ってみたい」という気持ちを形にすることを支援する、というスタンスだったからこその断定調です。

九大生からの質問は多岐にわたりました。かなり真剣です。中には既に文芸同人誌を出している方もいらっしゃいまして、つっこんだ質問もありました。

(副代表)