『フッサールの現象学』第3章スケジュール

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昨年の11月からスタートした現代思想読書会も、早一年が過ぎました。

課題図書も2冊めに突入し、次回は『フッサール現象学』の第3章(前半)になります。

 

開催日は11月11日(土)14:00-17:00

読書会後は近くのカフェで懇親会(希望者のみ)をおこないます。

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次々回の日程も決まりまして、『フッサール現象学』の第3章(後半)を来年2018年1月27日(土)14:00-17:00に開催いたします。この本の最終回になりますね。

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私は現象学について全く知らない状態からのスタートだったのですが、読書会をやってみて、現代思想を知る上ではとても重要な位置を占めるジャンルだと分かり、これをやって正解だったなと思っています。

 

ハードめの本を読むのは大変ですが、その分読後に糧になる充実感は大きいものがあります。現代思想に興味ある方はぜひ参加されてみてくださいね。

 

読書会のご報告

最後に前々回と前回の報告ができていませんでしたので、ハイライトでお届けします。

 

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これは『フッサール現象学』第1章のときの写真です。このときはスタッフとの事前相談、会場への確認の上、1歳のお子様づれの方にもご参加していただきました。

 

仮に何らかのハンデがある場合でも、気をかけて協力すれば大抵はなんとかなるものです。今回はスタッフの助言や参加者のご協力もあり、滞りなく無事に終えることができました。

 

まず気になるのは安全面ですが、写真からもお分かりいただけるのですが、参加者の皆さんにもご協力してもらって筆記用具は使用時以外はしまってもらっています。

 

また会場のあすみんは長机がユニバーサルデザインだということで角が丸く、柔らかい素材でできているのも安心材料でした。

 

そしてお子様の状態のよしあしも大事ですよね。はじめての場所に居ること、知らない大人たちと一緒になることは、お子さんにとってもストレスになると、子育て経験のあるスタッフより伺っていたのですが、やはり無理は禁物です。

 

当日は、親御さんの判断で途中退席していただきました。これは私見なのですが、読書会ってある程度は途中参加、途中退席自由でも良いのではないかと思っています。(そういえばこの日は別の用事の後に途中参加してくださった方もいらっしゃいました)

 

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読書会のご報告その2

前回の読書会(第2章)では初参加の方がいなかったので、顔見知りの方のみでの読書会となりました。

 この日の懇親会はチャイナ・カフェという中国茶や中華まん、点心を楽しめるカフェであったのですが、好評だったので次回もここに予約してあります。

china cafe - 天神南/中国茶専門店 [食べログ]

飲茶は美味しいですし、のどかな雰囲気でゆっくりできていいところでしたよ~。おすすめです。

 

第三回文学フリマ福岡終了の報告など

第三回文学フリマ福岡、無事終了しました!

出展者の皆様、来場者の皆様、第三回文学フリマ福岡にご参加いただき誠にありがとうございました!お陰さまで盛況のうちに、無事に終えることができました。

 

今回の文学フリマ福岡はいかがでしたでしょうか?

きっと多くの素敵な作品と出会えたり、本を通しての楽しいお話ができたりしたんじゃないかと思います!

初参加の方は、思いを詰め込んだ作品を手にとってもらえる喜びも味わえていただけてたら幸いです。

 

下記のページで、イベントレポートを読む事ができます!

ぜひチェックされてみてくださいね。

第三回文学フリマ福岡 イベントレポート

 

当日参加された方は、レポートを投稿することができます。

よろしければ、文フリで味わった喜びを綴ってみませんか?

たったひとことでも、長文でも構いません。そのときの思いをそのまま書いていただけたらと思います!

 

 

 読書会参加者募集中

また9回目(明日開催)となる現代思想読書会の参加も受け付けています。

フッサール現象学』第2章では中期フッサールについて見ていきます。

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10回目(11月11日開催)も受付中です!

こちらは『フッサール現象学』第3章の前半部、後期フッサールについてです。

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第三回文学フリマ福岡懇親会のお知らせ

今年も文学フリマ福岡の終了後、懇親会を開催します。

直前のご案内で(Twitterで先にご案内していましたが、ブログ告知も遅くなり)申し訳ございません。まだ打ち上げがお決まりで無ければぜひご参加ください。

 

【開催日時】
10/8(日)18:00〜20:00

【開催場所】
SWEET BASIL BK Cafe
福岡県福岡市中央区天神2丁目2-43福岡天神ソラリアプラザ6F

www.hotpepper.jp


【会費】
3800円
当日、店内にて幹事にお支払い下さい。
飲み放題付きのコース料理予定

 

【募集締め切り】
10/5 20:00まで
以降は文学フリマ公式サイト問い合わせフォーム
 https://c.bunfree.net/inquiry
 から文学フリマ福岡事務局宛にご相談ください。

 

【注意事項】
・ご不明な点は文学フリマ公式サイト問い合わせフォーム
 https://c.bunfree.net/inquiry

 から文学フリマ福岡事務局宛、
 もしくはtwitter @BunfreeFukuokaへお問い合わせ下さい。
・当日のキャンセルはご遠慮下さい。
・未成年の飲酒、喫煙はNGです。
・飲酒運転もNGです。
・その他団体行動を乱すような行動、言動もNGです。
・行動は基本的に全て自己責任でお願いします。

事前の申し込みが必要です。
申し込みはこちらからお願いします!

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第三回文学フリマ福岡のブース配置図を、PDFで公開

「第三回文学フリマ福岡」のブース配置図を、PDFで公開します。

カタログ冊子では、無線綴じの見開き2ページに跨がって印刷されているので、クリップボードに挟んで使うには不便かもしれません。

こちらのPDFは、カラーでジャンルを色分けしていますので、当日のブースを見回る際のチェック用に活用しやすいと思います。

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蛍光ペンなどでマーキングしやすいように、番号の周囲は白抜きになっています。

筆者が主催するサークル「発笑探検隊」のサーバにアップロードしております。

下記リンク先のブログ記事をご覧頂き、そちらからダウンロードして下さい。ウィルスチェック済みですので、安心してご利用下さい。(文責:東内)

takuri.realwork.jp

第三回文学フリマ福岡のブース番号を発表しました

皆様こんにちは。
お待たせいたしました。第三回文学フリマ福岡 出店者の皆さまに、ブース番号をメールにてお知らせいたしました。ご確認ください!

◆Webカタログ では各ブースの情報を事前にチェックすることが可能です! 出店者の皆さまは、こちらで事前に販売・配布予定品の情報を公開することができます。
 

◆エブリスタ立ち読みカタログ では出店作品の一部を無料で投稿&読むことができます!

事務局スタッフは出店案内送付の準備作業に入っております。暑い日々が続きますが、皆さまお元気で!


第7回報告と第8回告知、今後について(現代思想読書会)

ひとつめの課題本終了

昨年の11月からスタートした現代思想読書会ですが、第7回目の今回をもって、ようやくひとつめのテキストを全て完了しました。

 

ジャンルとしてはかなりニッチで、ハードな印象もあったりしてなかなか来づらいかなあとは思いつつも、意外にも?毎回新規の方がいらしてくださったり、リピートしていらしてくださる方がいたりと、ありがたい限りでした。

 

私自身も右も左も分からない状態でスタートした読書会でしたので、とりあえず一区切りがつくまで続けられたことにホッとしております。

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 (なぜか精神分析の解説が?たまに本筋から脱線したりします)

結論と比較

ということで、今回は『ドゥルーズと創造の哲学』の結論をテキストに行ったのですが、今回は発表者が、結論だけでなく他の書籍からも引用してレジュメをまとめておられました。

 

レジュメのまとめ方にも個性がでて、それが面白さのひとつだと思っているのですが、他の書籍からの引用することで、多角的・立体的な議論が生まれる効果があり、こういうやり方もあるのかと、ひとつ勉強になりました。

 

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(写真左下に千葉雅也氏の『動きすぎてはいけない』) 

 

意見を言うこと

ある程度慣れがないと、なかなか意見を言うことって難しいこともあるかと思います。しかしこの回の読書会では、臆せずに「これはむしろこうなんじゃない?」、「いや、この本ではこういうことだったよ」といったやり取りもあったりして、かつそれがきちんと議論がすすむ方向でのやり取りだったので、読書会冥利に尽きると言ったら大げさですが、こういう部分は今後も大事にしていけたらいいなと思った次第です。

 

また「この単語が意味しているのは何ですか」といった素朴な発言もしていただけたことも有り難いことで、そこには、いい意味で誰もがフラットに発言できる場、っていうのがその瞬間あって、この点も先の場合と同じで今後に活かしていきたいところです。

 

次のテキスト

ひとつめの課題本が終わったということで、じゃあ次から何するの?となったのですが……

 

フッサール現象学』をやります!!

 

フッサールの現象学

フッサールの現象学

 

なぜこの本を選ばせていただいたのかといいますと、この本はフッサール現象学には様々な誤解があると言っていて、じゃあそもそものフッサールの真意はどのよなものだったのか?という所から、どうやらアプローチしているようなんです。そういう意味で、入門書としては最適なんじゃないかと思って、これをテキストにさせていただきました。

 

開催日時は9月10日(日)14:00-17:00を予定しております。

場所はいつもと同じ会場(あすみん:天神クラス4階)です。詳しくはイベントページにて。

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福岡哲学カフェ/エクフィロ

実は第7回現代思想読書会を開催したのと同じ日に、福岡哲学カフェさんが読書会をテーマにイベントを開催されておりました。

読書会を開催している身としましては参加しないわけにはいかないだろうということで、参加して来ましたよ。

 

哲学カフェは、誰もが気軽に哲学を楽しめるように配慮されたイベントで、毎回その時のテーマにそって、若者からご年配まで、女性も男性も、自由に対話が交わされます。

fukuoka-cafephillo.jimdo.com

 

今後は人文系の読書会の開催を計画されており、この日は普段のイベントとは別枠の特別編ということで「読書会について語る会」を開催されていました。

 

読書会の今後について

んで、参加してみて思ったのは、今の現代思想読書会にアレンジを加える必要があるなということでした。

というのも、現代思想読書会に興味は持ったけど、難しそうなイメージが強くて参加を見送っていた、という方と「読書会について語る会」でお会いしたからです

 

これまでの読書会はとりあえず続けてやってみるということを目標にしてやってきました。(何分ニッチな内容でしたので、続けられるかどうかがまず不明でした)

そしてその目標はどうにかこうにか、参加者やスタッフのおかげで第7回まで続けることで達成できたと思っています。

ただ本当は、もっとこうしたら会として良くなるんじゃないかな、と思っていたこともあったのですが、すべて後回しにしてしまっていました。

 

ざっくり言うと、いかに自主学習の場をオープンなものにしていくか、というのが現状の課題かなと思っています。

詳しいことは今後、現代思想読書会(HP)に書いていこうと思います。

 

(スタッフ O)

ドンジンノススメ in 大分

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はじめての福岡県外での開催

ご報告が遅くなってしましましたが、去る6月24日に大分で「ドウジンノススメ」を開催いたしました。今回が通算3回目、福岡県外では初めての開催となりました。

 

「ドウジンノススメ」は文学フリマ福岡のスタッフでもあり、同人誌制作の経験も豊富な古賀岳夫さんと東内拓理さんが本づくりのポイントをレクチャーするイベントです。

 

“はじめてだけど同人誌を作ってみたい”

“経験はあるけどワンランク上の同人誌に仕上げたい”

“わからない所を経験者に質問してみたい”

 

そんな方にピッタリのイベントになっています。何事もはじめてのことには躊躇してしまったりしますが、ポイントを押さえてしまえば決して難しいことではなかったりしますよね。

 

「ドウジンノススメ」でレクチャーしているポイントは大きく2つあります。ひとつはDTPについてで、こちらは東内拓理さんが担当されています。もうひとつは印刷についてで、こちらは古賀岳夫さんが担当されています。

 

共同開催もやっています

去年は九州大学図書館さんと共同で開催させていただいたのですが、今回は大分県在住のぽえまるさんとご一緒に開催する運びとなりました。

 

ぽえまるさんは過去の文学フリマ福岡にも出展してくださっている方で、同人文芸雑誌「点と文」は、視覚障がい当事者の方とコラボして点字を掲載しており、サブタイトルに「散文と詩、文学の可能性をめざして」と掲げています*1

当日の様子

さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、当日のイベントの様子についてご紹介してみたいと思います。

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講演の内容をご紹介する前に……、今回はなんと!、ぽえまるさんのご厚意で、参加者全員にノベルティ(特性クリアファイルと栞)を用意してくださっていました。

なんとこれ、クリアファイルも栞も、どうやら木製のようなんです!これはスタッフもビックリのサプライズでした。

このような思いがけないことが起こるのもイベントならではなのかもしれません。ぽえまるさん有難うございました。

 

講義前半:DTPの使い方

というわけで、最初の講義は東内さんによるDTPの使い方についてです。講義の目標は「恥ずかしくない誌面を手軽に低予算」で作ろう、というものです。

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(前半のスピーカー:東内さん)

 

個人制作の同人誌なのですから、極論してしまえば誌面の使い方は製作者の自由だと言うことができるかもしれません。しかしそれを読む側のことも考えますと、やはり誌面作りの際も押さえておきたいポイントっていうのが出てきます。

 

また文章は自分で書いたりする方でも、パソコンやDTPソフトに触れる機会がなかった人も中にはいらっしゃいます。

 

しかし本作りをする上での必要な操作は実は限られていますので、そんな方でも恐らく慣れれば問題ないんじゃないかなあと思うのですが、どうでしょうか汗。

 

このブログでも参考にしていただける記事を上げてありますので、よろしければチェックしてみてくださいね。

同人誌レイアウト カテゴリーの記事一覧 - 文学フリマ福岡事務局通信

 

講義後半:印刷所の選び方

小休憩をはさんで、後半の部のスタートです。

前半ではDTPを使って、印刷するための原稿データを仕上げるところまで説明しています。そして後半では、そのデータをもとに印刷する段階へと入っていきます。

 

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(後半のスピーカー:古賀岳夫さん)

同人誌の製本の仕方は、自分で印刷して作るやり方(いわゆるコピー本になります)と、印刷所に依頼して印刷してもらうやり方があります。

この講義では、印刷所に依頼して制作することを前提にして、“印刷所を選ぶ基準にどのようなものがあるのか”とか“具体的な依頼の仕方”などについてレクチャーなされました。

 

これもはじめての方は、戸惑うことが多いのではないでしょうか?お金もかかることですので、慎重になりたいところでもありますよね。

講師がこれまでに見てきた失敗談なども交えながら、具体的にどうやって印刷所とやり取りすれば良いのかをお話されていて、とても説得力があります。

 

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最後に

傍らからイベントの様子を見ていて印象的だったのは、参加者の皆さん同士が、あるいは参加者の皆さんと講師とが、世代を超えて積極的に交流されていたことです。

講義中も質問も積極的に出ていたり、講義後も同人誌の見本をみんなで参照しながらお話をしたり……

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同人誌を制作すること自体も面白いことだと思うのですが、またそのことを通して、このような交流が生まれることも同じくらい、人によってはそれ以上に価値あることかもしれません。

こういったことも文学の良さといいますか、大きな魅力ですよね。

(スタッフ O)

*1:点字は触覚を刺激するために三次元的で「なければならない」文字です。このために、同じ言語でありながら、異なる表現が行われるために、点「訳」という方法を採用します。この翻訳に似て非なる手法は、私たちに新しい文学作品の「言い換え方」をもたらすものです。これは、視覚による文学体験とは異なる感覚を私たちにもたらしてくれます。
「文字という文学の構成単位」のアプローチは、「障がい者に優しい文学」というお為ごかしではなく、確かに「障がい者とともにあろうとするからこそ可能な文学的試み」と言えるでしょう。